
はじめに
バディットコンサルティングのITエンジニア wahooです。今回は、Cisco社から提供されている『Cisco Packet Tracer』について、取り上げようと思います。
ちょうど、Android端末(タブレット)が、あったので、こちらに、Android版の『 Cisco Packet Tracer Mobile』をインストールして、使ってみます。
何ができるの?
何ができるのか、わかっていないと、インストールしませんよね。では、簡単に説明していきます。
『Cisco Packet Tracer』は、端末の画面上で、Cisco機器をエミュレートして、ネットワークの構築ができます。対応する機器は、Catalystスイッチ、ルーターなどです。もちろん、複数の機器を配置して、ネットワークを構築することができます。各機器は、CLI(Command Line Interface)を使って、コンフィグを投入することが可能です。
では、インストールしていきましょう!
『Cisco Packet Tracer Mobile』のインストール
Android端末のGoogle Playで、「Packet Tracer」を検索すると、今回インストールする『Cisco Packet Tracer Mobile』が出てきますので、インストールをします。なお、このツールは、無料ですので、ご心配なく。
しばらくすると、無事、インストールが完了します。
インストールできたので、早速、実行してみましょう。
『Cisco Packet Tracer Mobile』の実行

実行すると、上のような画面になります。どうやら、アカウントの登録が、必要のようです。
初めて、『Cisco Packet Tracer』を使用する等の場合、Cisco Networking Academyのアカウントがないと思いますので、アカウント登録から、はじめます。
中央にある「Go to Full Screen」をクリックします。
Cisco Networking Academy アカウントの登録

Cisco Networking Academyのインターネットサイトが表示されます。

上部メニューのCorseを展開して、Packet Tracerを選択します。

Cisco Packet Tracerのページに、遷移します。

スクロールすると、Enroll to download Packet Tracerが現れるので、クリックします。

Introduction to Packet Tracerのページへ遷移します。

スクロールすると、Sign up today!が現れるので、クリックします。

やっと、サインアップのページに到達しました。

サインアップページの上部にある言語をEnglishから日本語に変更します。あとは、必要事項を入力して、サインアップが完了します。この時、登録したメールアドレス宛てに、確認メールが届きますので、その中にある確認を押して、サインアップが有効になります。

認証するをクリックで、やっと、使えるようになります。
スイッチを配置して、CLI接続してみる
試しに、スイッチを1台だけ配置して、CLI接続してみました。

おう、実機のように、CLIから、コマンドが実行できました。
今回は、長くなってしまったので、エミュレーションの詳細は、また、今度ということにします。
残念な点
スイッチは、Catalystのみの対応ということで、Nexusは未対応となります。
最後に
Interop 2019の会場で、Ciscoの方に聞いたところ、あくまでも、簡易的なエミュレータなので、初心者が、CCNAの勉強用として使用する場合や、ちょっとした、ネットワークの事前検証用として使用する用途になるとのことでした。
エミュレートした機器で、どこまでのコマンド(機能)が再現されているのかは、次回以降、確認して行ければと思います。
では、また、次回!!