精神的な病になってしまたっらどうする?

はじめに

バディットコンサルティングのITエンジニア wahooです。
今日は、私自身の体験から、精神的な病になってしまった時に、どうやって、克服していったのかを振り返って、お伝えできたらと思います。
同じように、精神的な病を抱えている方にとって、少しでも、参考になればと思います。

経緯

私は、約5年ほど前に、大腸がんになりました。がんは、無事取り除くことができましたが、がんの転移があってはいけないので、手術後、抗がん剤治療を受けました。この抗がん剤治療の副作用が、非常に辛いものでした。この間も仕事をしながらでしたので、自分の理想と現実のギャップ(精神・肉体の両面)に、悩む日々が数か月続き、徐々に精神的にも弱っていったのかなと思います。
そんな抗がん剤治療中のある時、体が悲鳴を上げて、脱水症状になり、入院することになってしまいました。これを切っ掛けに、精神的にうつ状態になっていきました。

うつ状態

それまで、うつとはどういうものなのか、あまりよく知らなかったこともあり、どうすればいいのか、まったくわかりませんでした。最初は、周りの人も寄り添ってくれていたように思うのですが、それも、長く続くことはなくて、だんだんと、距離を感じるようになり、病状も変わらない日々が続きました。だんだんと、家族からも距離を感じるようになり、余計に、落ち込むことが増えたように思います。
調子のいい時と悪い時の差があるので、いい時だけを見れば、普通の生活ができるように感じられることも、影響していたのかな?

うつからの脱却

うつの主治医は、基本、客観的で他人事として、接してきます。後々、理解したのですが、これは、患者にのめりこむと、医師もうつになってしまうからだとわかりました。
このままだと、元には戻れないんじゃないかと思い、うつについて、本を読んで、勉強をしてみました。自分の場合、精神的に心地よい環境に身を置くことが、大切なのかなということが分かりました。

実際にやったこと

妻子との別れ、一人になって、これまでの生活環境をガラッと変えました。住むところ、仕事(会社)、全てゼロからのスタートです。これは、大きな決断でした。
後々ですが、この決断は、正解だったと思っています。背負っていたものをすべてすてて身軽になるのは、精神的には、いい方向にはたらいていると思います。ゼロからのスタート以降、うつの症状は、一度もありません。

その後

まず、がんですが、再発することなく、手術から5年が経ち、定期的な通院も必要なくなりました。
うつについては、やりたいことを自分のペースでできているからか、ゼロからスタートした生活環境では、症状が出ることなく、うまくコントロールできているように感じています。

そんな中、「ぜんぶ、すてれば」(中野善壽)という本に出会いました。
読んでみると、様々な”すてられる物”があるんだということ、身軽って、すてきだなと思いました。精神的な病を克服するのにも、この考え方は、参考になるなと思いました。自分の決断も、少しは、正しかったのかなと感じました。

まとめ

私自身の体験が、少しでも参考になったら、いいなと思います。

精神的な病になる前に、自分自身で、心地よい環境を作っていくことが大切です。精神的な病になると、その状態から、抜けだすには、時間も、労力も掛かるからです。
身も心も健全な状態が、すべてのベースになるからです。
昨今は、コロナの影響から、中々、自由に外出できない状況が続き、精神のバランスが狂ってしまうこともあると思うので、注意が必要です。皆さんも、ほんの少しでいいので、気を付けて生活するようにしてください。

では、また!!

※個人的に、聞きたいことがあったら、@wahoo1205(twitter)へ、DMしてください。

書籍情報

タイトル:ぜんぶ、すてれば

著者:中野善壽

ディスカヴァー・トゥエンティワン

ISBN978-4-7993-2597-1

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